Jounal

フェール
現在のコンゴ音楽を語るにあたって、最も重要である!と言える、レ・マルキ・ド・メゾン・メールのコンサートの写真です。ほめられる写真ではありませんが、雰囲気伝わりますでしょうか?
まあ、LIVEのDVDも出るでしょうし、なにより、今年中には、CDが発売されることでしょう。その後、コンサートもあるでしょうから、年末はパリでっか?
もちろん、情報入れば、直ぐ、お知らせいたします!


マルキ

Les Marquis De Maison Mereとは?
コンゴには、1980年代後半から、大人気の、WENGE MUSICAというスーパー・グループがあります。その人気故なのか、分裂を重ね、現在6つ、とも、9つとも、それ以上とも言われています。その中でダントツの人気を誇っている、WERRASON & WENGE MUSICA MAISON MEREの若手メンバー有志が、新グループを作りました。それが、レ・マルキ・ド・メゾン・メールです。その、旗揚げコンサートが、8月7日、パリで行われました!

  以下、そのコンサート・レポート です。

  「スカリ、スカリ、エレンギ、エレンギ」! (甘々喜々)
こんな自信に満ち満ちたダンス・ジェネリックで登場してきたメンバーのT-シャツには、日本アニメのキャラクターたち。オープニングは、アドルフォの「VOYAGE」。勿論、歌詞は変えられていて、”オレたちの新しい旅立ち”の発想、そして、”オレたちこそMAISON MERE”という意思表示か?
メゾン・メールからのメンバーは、フェール、ビル・クリントン、ジュデテ、セルジュ・マビアラ、、ミミッシュ、そして、シェフ・ド・オルケストルのジャポネ。本家以外で、ドラムがカップス(カルティエ・ラタン〜ヴィヴァ・クール・デ・グラン)。エール・パリの歌手もいたので、シャンテール陣は、総勢9人!
”ウェラソンばかりじゃなく、オレたちの歌も聴きたいでっしゃろ!”とフェールが自信満々歌い出したのは、大ヒット曲「VITA-IMANA」。イントロでキーボードがチョンボしたのに、(あほー!こんな時に!)本気で始めちゃうんです。しかし、超満員の客席は、初めから大合唱!元、エール・パリのオリジナル・メンバー、ジュデテも、涙を浮かべて思いっきり絶唱!
アニマシオンでは、「タタ・アクフィ、メール・アクフィ、ビソ・トテレマ」(タタ=アドルフォ、メール=ウェラソン、は死んで、ビソ=オレたち、立ち上がったんだ!)なんて言ってしまってたぞ!口が過ぎるからじゃないけれど、この新しいオルケストルの華は、まちがいなくビル・クリントン。アニメーターとして、ダンサーとして、歌手としても、グループ全体の”ヤル気”を体現していました。
長い間、ルンバ第4世代の中心に君臨してきたWENGE MUSICA。その子供たちによる新しいオルケストル誕生の瞬間を体験出来ました。これからのコンゴ音楽の発展は、彼等にかかっている、といっても過言ではないでしょう。温かく見守って行こうではありませんか。そして、本家の抗戦もね。
とはいえ、ゲストのボジ・ボジアナが、ショック・スターズ時代のレパートリーを歌い、ダンス「ジュケー」を披露してくれたのには、(おっちゃんは)、涙がチョチョ切れる思いでした。

次回のレポートは、、、リジョーかな?サフロかな?