-- ニワバス氏 寄稿 --
ウェラソンとウエンゲ・メゾン・メール。約1年振りのアルバム。今、キンシャサ、そしてヨーロッパのコンゴ人コミュニティで大ヒット中です。
タイトルの「テクノ」を見て、「えっ」と思われた方もいらっしゃるでしょう。実は、このアルバム、細野晴臣のプロデュースで、メゾン・メールがテクノとルンバの融合を図った画期的な...などというわけはなく、いつものメゾン・メール節全開の、元気いっぱいのアルバムです。「テクノ」とは、どうやら、2ヴァ-ジョンあるジェネリックの途中で、ベースが抜けて、ドラムとアコンパ中心になる部分があるために、そういうタイトルを付けたのではないかと推測しますが、果たして真相は?
ジェネリック以外は、歌をじっくり聞かせるナンバーが多く、エリチエやエボア・ロタンら、古株に加え、新たに加入した歌手たちのソロ・ヴォーカルも、たっぷりと楽しめます。
前作、「タン・プレザン」を買い逃された方は、是非、このアルバムで、2009年型、最新・メゾン・メールを堪能してください。
カメルーン・サッカーの精鋭、エトウ選手が、試合前にこのCDを聴いて士気を高めて出場していた!という噂です。(BAOBAB)
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